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▼居合
数年前より、剣道の稽古をしている尚道館(杉並区下高井戸)で毎月第三日曜日の午後に夢想神伝流の稽古を続けている。師匠は、道場のご隠居先生(岡田又彦二代目館長)、館長(岡田守正先生)、それに山崎嘉司先生(耳鼻科医、剣道教士7段、居合道6段)のお三方。小生は、主として、山崎先生からご指導を受けている。使用刀は、肥前国兼元(現代刀)である。初伝<正座の部)、中伝(立膝の部)、奥伝(居業の部)、奥伝(立業の部)計41本の形はマスターしたものの、理合いについては、まだまだ理解不足であり、今後、さらに精進したいと思っているところである。今後、居合の稽古風景を添付していく予定です。
*居合閑話
★平成18年6月18日(居合は鞘うちにあり)
約1ヶ月ぶりで、わが道場、尚道館で居合の稽古。指導はご隠居先生。今日の稽古仲間は、師範でもある耳鼻咽喉科の名医、YM剣道7段(以下同じ)、某大学勤務の外科医・HS6段、HS氏の令嬢で同大学医学部生のHK3段、小生の畏友・CI4段、それに小生の5名。居合の先生2名に対し、門弟が4名であるから、まさに贅沢な限り。夢想神伝流、初発刀からはじめて、中伝・立膝の部、奥伝・居業の部、奥伝・立業の部まで通して稽古してみると、滝のように汗が吹き出る。
ご隠居先生いわく、初発刀では、横に切りつけてから、気で追い込み、諸手上段に構えて斬下する際、斬下と同時に右足を進め、同時に左足を引き付けるべきで、これは、剣道における面打ちと同じであり、剣体一致であると。中々、このようにはいかないので、注意したいものである。
また、ご隠居先生いわく、「居合とは鞘うちにあり」と。これは、刀が鞘に納まっている間に、気で先を取れ、ということらしい。剣道でも「気先技後」(気で先をとらないと技がでない)という教えがあるが、これに通じるのであろう。
さらに、ご隠居先生は、「初伝・正座の部で、血振りの後、足を組みかえるが、これいかに」、と門弟に問う。ご隠居先生答えるに、「足の組み換えは、血振りの後、例えば懐紙で刀の血糊を拭う所作をあらわしたもので、間をあらわしている。」とのこと。ご隠居先生の教えに、感銘を受ける。
☆平成25年7月1日現在
尚道館での居合いの稽古は家庭の事情で続けておらず、自宅で一人稽古の日々
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