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▼剣道
*わが剣道史
父・白井勇が東大剣道部に在籍していた関係もあり、都立井草高校剣道部に入部するとともに、父の世話で、当時、全日本剣道連盟会長であった木村篤太郎先生(衆議員)のご紹介で、中村太郎先生(のちに、剣道範士八段)の主催する大義塾に入門。
上智大学においても、剣道部に在籍し、大坪信治先生(武道専門学校出身。範士八段)に師事。
約18年前に、杉並区にある「尚道館」(館長;岡田守正先生(教士8段)の門弟となり、今日に及ぶ。
現在、剣道 錬士7段、智信会(上智大学体育会剣道部OB会)会員。前・智信会会長
*剣道閑話
★平成18年5月30日 (日本剣道形)
大学剣道部時代の先輩FH六段から、全日本剣道連盟発行の「剣道講習会資料」を頂戴した。先輩には日ごろからお気遣いいただいていることに感謝。今朝、電車の中で紐解いてみると、巻末あたりに日本剣道形の解説が載っていた。小太刀3本の受け方は、小太刀1本目が左鎬、同二本目が右鎬、同三本目が左鎬である。やはり、そうであろう、と確認。意外や、8段受審されているような高段者でも、小太刀の受け方が良い加減な人が多く、小太刀1本目を右鎬で、同二本目を左鎬で受けておられる方が見受けられる。なお、小太刀の部で、元の位置の帰りかたは、1本目→三本目の順で、打太刀が左足、左足、右足の順で、仕太刀(小太刀)は、左足、右足、左足の順である。この点も、些細なことではあるが、注意して稽古したいものと再確認した次第。
★平成18年11月9日(38竹刀について)
アサヒビール本社内でのパーティがあり、道場についたのが遅く、久しぶりで見取り稽古。稽古終了後、ご隠居先生に竹刀について貴重なアドバイスを頂く。いわく「竹の根元側の方を用いて、39の竹刀を作り、その先で38の竹刀を作るから、よって、38の竹刀に高級品はない。38で良い竹刀が欲しければ、39の良い品を買って、柄の方から1寸縮めるべき。竹刀の先を切り落とすと、バランスが悪くなる。」とのこと。まことに、貴重なご意見で、これだけで、当夜は道場に通った甲斐があったというものである。
★平成18年12月3日(第17回学連剣友剣道大会)
東京武道館で開かれた東京学連剣友連合会主催の標記大会に、上智大学体育会剣道部OB会「智信会」から、55歳以上の部「鳳凰杯」に出場。
★平成18年12月27日(尚道館、火組大忘年会)
わが道場、尚道館の稽古日は、火曜、木曜、土曜の午後8時から。火・木の門弟が稽古帰りに第二道場と称して、下高井戸の居酒屋「タツミ」集まるようになり、いつしか「火組」と呼ばれるようになった。この日、「タツミ本店」に集まったのは、火組の異業種・異世代の15名。剣道談義に花が咲いた4時間であった。
★平成19年2月12日(杉並区剣道祭)
上井草スポーツセンターで開催された杉並区剣道祭に、尚道館から、「50歳以上段位制限の部」に出場。1回戦では、成宗剣友会のT6段に攻防の末、面を打ち抜いて1本勝ち。2回戦では小手名手といわれる大義塾のH7段と対戦したが、つばぜり合いに撹乱されて、面をとられて1本負けした次第。来年を期したい。
★平成19年3月21日(都立井草高・剣道部OB稽古)
約10年ぶりでOB稽古をすることになり、母校の武道場に集合。38年ぶりに竹刀を握るという後輩はさておいて、7段1名、6段3名、五段1名、それに小生(4段)の7名。6段のうち、二人は女性(30代と40代)であり、特に、女性の6段の二人が立派な稽古をしているので、大いに刺激となる。
★平成19年4月1日【尚道館有志による花見)
恒例の花見を調布市の野川の川辺で実施。剣道談義に大いに盛り上がる。
★平成19年11月18日(段位審査会)
東京武道館で行われた段位審査会において、剣道5段を授与される。
★平成19年12月16日(第18回学連剣友剣道大会)
東京武道館で開かれた東京学連剣友連合会主催の標記大会に、上智大学体育会剣道部OB会「智信会」から、55歳以上の部「鳳凰杯」に出場。残念ながら、中央大学チームに完敗。
☆平成24年11月26日(6段合格)
日本武道館で開催された6段審査会において、剣道6段を授与された。受審者1988名、合格者320名、合格率は約16パーセントで、4段、5段同様、一発合格であった。尚道館先代館長・岡田又彦先生、当代館長・岡田守正先生のご指導にこころから感謝する次第である。
☆平成25年7月9日(面応じ面)
面応じ面には、二通りある。常道は、青眼に構えて(切っ先を相手の左目につけて)、表鎬(左鎬)で相手の面を応じて(受けて)、即座に表から相手の面を打つ。この際、右足は相手方の右足の方向に踏み込んだほうがよい。二つ目は、相手の鍔元を攻めて、裏鎬(右鎬)で相手の面を裏から応じて(受けて)、即座に裏から相手の面を打つ。この際、右足は相手方の左足の方向に踏み込む。いずれにしても、すりあげ技ではないので、点で受けて、すりあげないことが原則である。
☆平成25年7月12日(面応じ胴)
面応じ胴にも、二通りある。一つは、中心を攻めつつ、相手が面を打ってきたら、裏鎬(右鎬)で相手の面を応じて(点でうけて)、即座に正胴(右胴)を打つ。二つ目は、青眼(切っ先を相手の左目につけて)、剣先をやや開いて、相手の面を表鎬(左鎬)で応じて(点でうけて)、即座に相手の逆胴(左胴)を打つものである。胴の切り方は、相手の肋骨(乳の高さ付近)から、ほぼ45度に刃筋正しく、臍付近まで切り下ろす。胴打ちは、真横になで斬りするものではない。胴を真横になで斬りするのには、夢想神伝流、奥伝のうち、立ち業の総まくりの技に見られるくらいである。
☆平成25年7月12日〔面応じ返し〈逆)胴〕
面を応じ返しして胴を打つ技にも二つある。常道は、青眼に構えて、相手が面を打ってくるところを身体を右前にさばきつつ、表鎬(左鎬)で受けると同時に応じ返して、裏から正胴(右胴)を打つ、オーソドックスな面応じ返し胴であろう。二つ目には、剣先で中心を攻めて、相手の面を裏鎬(右鎬)で受けると同時に、体を右前にさばきつつ、応じ返して逆胴を打つ。中心を攻めていた場合には、表鎬で応じ返して正胴を打つよりも、裏鎬で応じ返して逆胴を打つほうが剣の理合いにあっている。
☆平成25年7月18日(小手応じ突き)
相手の小手打ちに対し、裏鎬(右鎬)でその小手を応じて、即座に相手のノドを突く。
この技は、佐久間三郎範士(三菱道場師範)が書かれた「平成剣道読本」に出てくる技であり、一人稽古のおりに稽古しているが、実際の稽古で使ったことはない。平成剣道読本は、佐久間剣道教室の指導要領を単行本したもので、小生の座右の書となっている。近年の剣道本としては、同範士の「剣道の手順」と並んで、素晴らしい1冊である。
剣道本といえば、最近出た本の中で、剣道の基本書として秀逸なのは、筑波大教授の香田邦秀教授(教士8段)の書かれた「1本をとる剣道」〈DVD版)であろう。香田先生はまだお若いながら、剣道界において、指導者として最高峰のお一人である。
☆平成25年10月10日(関東学生剣道連盟昭和43年卒の会)
わずか15名の会であるが、当時、関東学生剣道連盟でトップクラスの選手(私を除いて)のOB会である標記の会の例会が、銀座の「全しゅとく」で開かれ、参加した。
☆平成29年6月10日(関東学生剣道連盟昭和43年卒の会)
会員の千葉胤道氏(教士8段)が東京都剣道連盟会長に就任されたので、お祝いの会が銀座・天国で開かれた。
☆平成29年7月22日(都立井草高校剣道部OB・現役稽古会)
都立井草高校剣道場で、OB・現役稽古会が開催された。
☆2019年8月11日(長野市・ホワイトリング・剣道7段審査会)
不肖・弁理士 白井 重隆は剣道7段を授与された。六段受審者808名中、7段合格者は120名で、合格率は14.9%であった。。
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平成18年4月、剣道の稽古仲間(尚道館有志)による恒例の花見
(於:調布市の野川) |
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